【これで合格】基本情報技術者の勉強方法について
皆さんこんにちは。
早速ですが、システムエンジニア(SE)のスキルや知識の質を客観的に証明するための資格の一つに基本情報技術者という資格がありますね。
この資格は、SEの登竜門とも呼ばれる資格となっています。
SEを目指しているのなら、ぜひ基本情報技術者をとっておくべきだといえるでしょう。
そこで、この記事では、これから基本情報技術者を取得するために、どのような勉強を重ねていけばよいのかを解説していきます。
勉強の前に準備しておくべきもの
おそらく、皆さんは今すぐにでも勉強を始めたいと思っているでしょうが、その前にまずは、勉強のための下準備が必要です。
箇条書きしますと、
- 体系的な参考書
- 午後試験用の参考書
- 過去問道場アプリ
- ノート、メモ
主にこれら4つの道具が必要です。
この中の午後試験用の参考書についてはなくても受かる人もいるとは思いますが、あれば確実に受かりやすくなるので一応書きました。
体系的な参考書
まず、体系的な参考書を入手する方法について説明していきます。
こちらの参考書についてですが、普通に本屋などに売っています。
ただ、本屋によっては種類が少なかったり、どこに置いてあるかわかりにくいことがあります。
そんな時は、ネットですぐ見つけて注文してしまうのもありだと思います。
この参考書についてですが、出題される範囲の事柄について、順番に網羅的に説明してくれているものになります。
いわば教科書のようなものですね。
これがなければ勉強ができないといっても過言ではないので、ぜひ購入しておきましょう。
午後試験用の参考書
こちらの参考書は、あまり大きくない本屋だと扱っていないことが多いです。
理由はいろいろあると思いますが、採算が取れないからかもしれません。
とはいえ、午後試験は午前とは比べ物にならないほど難しいと言われています。
しっかりと対策をし、受かる気で臨まなければ合格できない鬼門です。
午前対策の後に午後対策を行っていくのですが、その時に、少しだけ午後対策をやってみて、必要だと感じたら午後試験用の参考書を買うようにしましょう。
この参考書についてですが、種類がいくつかあります。
例えば、C言語を選択する人向けの本や、Javaを選択する人向けの本、もしくは、試験に出やすい午後の過去問題を集め、その解説を載せている本などがあります。
自分が必要と思っているものを選びましょう。
過去問道場アプリ
こちらのアプリは無料でダウンロードできます。スマホに入れましょう。
webの過去問題集となっていますが、アプリをダウンロードすることで、アプリからwebを開けるようになります。
これまでの試験の過去問がすべて乗っているだけでなく、親切に解説まで書いていてくれています。
このサービスを利用するほかないでしょう。
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php
ノートやメモ
こちらは100均などで買いましょう。
どういったときに用いるのかといいますと、まず、問題を解いていくと、途中計算が必要なものが出てきます。
そんな時、メモを使います。
実際の試験でも、計算ができるようにメモ用紙が渡されますので、一応試験仕様の勉強ということになります。
逆に、電卓などの機器は、本番では一切使用できないことになっていますので、早い段階からアナログ的な計算の方法に慣れていたほうがいいでしょう。
ノートのほうは、自分が間違えた問題を書き留めておくために使います。
というのも、過去問をたくさん解いていくと、どの問題を間違えたのかわからなくなるからです。
間違えたらすぐにその時にメモっておくようにしましょう。
勉強の流れ
ここからは、勉強の流れをやっていきます。
大きく分けると次の3つの手順からなると思います。
①参考書を一通り通読する
②午前試験対策
③午後試験対策
参考書の通読
まず、全くの初学者は、問題をいきなり解いても全然解けず面白くないと思いますので、最初は参考書を読んでいくことから始めます。
この時、ただ適当に読んでいくのではなく、勉強をしているんだと自覚してしっかり読み込んでいく必要があります。
理解しづらいところがあってもできる限り理解しようと努力し、どうしてもわからないところがあれば付箋を貼るなどして、分からないところを把握するようにしてください。
わからない部分はあとでYoutubeで調べるかほかのわかる人に聞くようにします。
自分一人で解決できる力は大切になってくるので、できるだけYoutubeだけで済ませられるようにしておきましょう。
また、大体の参考書は、1節や1章ごとに分かれていると思いますので、この分かれ目ごとに該当分野の午前の過去問を解いて復習するというやり方をしてみるのも効果的です。
こういう風に通読をしていくと、一日2時間の大体3週間ほどで一通り読み終えると思います。(途中問題を解きながら復習をしていった場合は1か月半くらいかかるかもしれません。それでも効果大です)。
割と時間がかかるように思うかもしれませんが、それでも、全くの初学者だったころと比べ、格段に知識がついていることが実感できるようになっていると思います。
通読しましたら、次は、午前試験の勉強をしていきましょう。
午前試験対策について
午前対策は、午後対策と比べ、楽な勉強となります。
主な勉強法はただひたすら過去問題を解くことになるのですが、この時に使うのが、例の過去問道場アプリになります。
このアプリを開きますと、様々な条件を指定して問題を出題させることができ、自分に合った問題の当たり方を選べます。
僕が実際にやっていた方法ですと、「分野指定」というタブをクリックし、いったんすべての分野のチェックを外した後に、”今日勉強する分野”を一つだけ決めておいて、その分野だけ指定して出題するという風にしていました。
そして、毎日毎日一つずつ出題する分野を進めていき、一番最後の”法務”まで行き着いたら1クール完了という風にしていました。
問題を解いていく中で多かれ少なかれ間違う問題が出てきますが、それらの問題の解説をしっかり読むようにしましょう。
そしていつか、まったくもしくはほとんど同じ問題が出題されたときに答えられるように、間違った問題についてノートにまとめておきましょう。
あまりしっかりまとめる必要はありません。読める程度の字でささっと書き留めておいてください。
ちょうど下の画像のように僕はまとめて(?)いました。消しゴムで字を消すことすら億劫にしているまとめ方です。
だいぶ字も汚く恥ずかしいですが、分かりやすく説明するためには仕方ありません(;・∀・)
そのノートは、その分野をもう一周するときに、問題を解き始める前に見返すと復習できて効果的です。
また、試験の一週間前くらいから見返すのも強力な学習になります。
午前対策を終わる目安としては、一つの分野で80%くらいの正解率まで持っていけたらOKという感じです。
逆に80%に満たない分野があるのなら、その分野を集中的に学習し、コテンパンにたたきつけてやりましょう。
午後試験で得点を挙げるためには、前提として午前で問われるような知識をしっかりもっているということが必要です。
午前で基礎力を十分すぎるくらいに鍛えてから午後対策に入るというやり方が確実だと思います。
午後試験対策について
ここからは、午後試験の対策についてやっていきます。
午後の対策は、午前の時とは違い、かなり困難な壁に当たることになると思います。
午前の場合はたとえ初めはわからなかった問題でも、その問題についてよく覚えて対策をすれば、次からは解けるようになりますが、午後の場合は、午前とは違い同じ問題が出ることはないので、自分の実力で解いていく必要があるのです。
午後の対策の方法も基本的には過去問を解くというやり方になるのですが、一問一問に対する心構えが変わってきます。
午後試験に関しては、ただ答えを覚えるだけではできるようにはならないので、それなりに工夫した対策が必要です。
まずは問題を解いた後丸付けをし、そのあとできなかった問題の解説を読むようにします。
次に、なぜこの回答になるのかをしっかり理解し、どのような考え方をすればこの答えを導き出せるか考えるようにします。
そしたら、問題を解いて思ったことや、覚えておこうと思うこと、大事だと思う考え方などを、簡単でいいですので、ノートにまとめておきましょう。
まとめる量としては、一つの大問(一分野)につきノート1ページくらいが目安です。必要に応じて増やしてください。
下の画像のような、少し面白いメモ書きを発掘しましたので、晒します(^^;
どうやら間違ってしまった自分に対して少しいら立っているようです笑。
このように、思ったことはなんでもいいので書き留めておきましょう。吐き出す感覚です。
もちろんこれ以外にも、もっとまじめにまとめている部分もありましたよ(たぶん)。
この作業はめんどくさいと感じられるでしょうが、実はこの過程はかなり重要です。自分の理解度を深めるには、どうしてもノートに書き出すいわゆるアウトプットの作業が必要なのです。
書く際の注意ですが、午前の問題について書き留めたものとごちゃごちゃにならないようにノートの配慮をしましょう。
午後の対策では、一つの問題を解いたらすぐに次に移るのではなく、解いた問題をじっくりやり直し、一つの問題について深く考えてから次に移るようにすることが大事です。
問題の中には、単純に知識不足による間違いもあり得ますので、そういった問題はしっかり覚えるようにしましょう。
あとは、ひたすら多くの問題を解いて、どのような問題がきても得点をとれるように基礎的な力をあげていくようにします。
問題数の目安としては、受けようとしている問題それぞれ過去問8回分を試験までにこなすとよいでしょう。
それでも足りないと感じるなら必要に応じて回数を増やしていく感じです。
僕の場合は、かなり頑張ったと自分では思っていますが、2,3問を一日当たりこなし、解答や振り返りもその日にやってしまうようにしていました。
終わりに:基本情報は必ず受かる!
ここまで基本情報技術者試験を合格するためにどのように勉強すればいいのかを書いていきました。
一人ひとりの持ち時間や空いている時間にはやはり違いがありますので、自分に合ったペースで勉強していくことが大事です。
この資格は一般的に難しいと言われていますが、しっかりと勉強を積み重ねていけば必ず受かる資格でもあります。焦らずに確実に合格してほしいと思います。
また、困難な壁にぶち当たることもあるでしょうが、ぜひ受かるまで何度でも挑戦してほしいです。
そして、いずれは応用情報や高度情報などにも挑戦していってもらいたいと思っています。