プログラミングを始めるならバッチファイルを作成するといいんじゃないか
表題のとおり、まったくプログラミングをやったことない人は、なんのツールもインストールする必要のないwindowsバッチを作成(macユーザーは作れません)してみると手っ取り早いのではないかと思ったので考えを共有します。
要約
- バッチファイルとは->拡張子がbat、もしくは.ps1のファイルで、コマンドをまとめて実行できるファイルのこと
- 環境構築が必要ないのでとりあえずプログラミング勉強したい人にいいかも?
- 作れるものが地味で、制作の幅は狭まるのが難点
バッチファイルとは
コマンドプロンプト(ハッカーが使ってそうな黒くてかっこいい画面)で普段使うコマンド(命令文)をファイルに書いておき、そのファイルをダブルクリックで実行させることで、書いたコマンドがすべて実行されます。
拡張子(後ろについている.xxxの部分)は.batです。
上記のbatファイル以外にも、powershellというコマンドプロンプトの強化版みたいなやつがあり、コマンドをファイルに書いて拡張子.ps1を名前つけることでもバッチファイルとすることができます。(ただ.batとは処理の書き方が違う部分が多い)
バッチファイルについてはこちらの記事がわかりやすいかと思います↓
https://wa3.i-3-i.info/word11837.html
なぜバッチファイルを勧めるのか
バッチ作成が手っ取り早いといった理由についてですが、ずばりプログラムを書くための環境構築がいらないことです。
本来、プログラミングを始めるには、sdkという開発ツールのインストール・セッティングや、その他勉強を進める中で必要になってくるパッケージを都度インストールし、パスを通す必要があります。これらの作業を環境構築と呼ぶのですが、この作業がまあ進めづらいんです。
sdkのバージョン違いによって全く動かなかったり、会社でやる場合はプロキシの設定不備や証明書関連で動かなかったりで、原因がわかりにくいところで詰まりまくります。
環境構築がうまくいかなすぎて、一度もコードを書かずに3日経過するとかザラです。(もちろん慣れてくれば原因の予測はある程度できてきて、進めやすくなる)
それをプログラミングを一切やったことのない人にさせるというのは、あまりにも酷ではないでしょうか?もちろん環境構築にはプログラミングの知識自体は必要なく、ネットの情報にならってパッケージのインストール等の作業をするだけですが、この作業のいやらしいところは、情報どおりやっても動かない場合が多いということです。
せっかくプログラミングをワクワクしながら始めようとしているのに、初っ端から環境構築というぶっちゃけ面白くない作業で詰まって心を折られるというのはやはり酷です。
その点、バッチファイルは環境構築不要ですぐに組み始められますし、基本的なプログラミングの考え方は学べます!
デメリットもある
デメリットとしては、batファイルで作れるものは、出力結果が基本地味だということです。
batファイルはアプリの自動起動や自動ファイル操作といった簡単なPC作業を手軽に自動化するといった使い方ができるのですが、役に立つ場面といえば仕事での面倒な定型業務を自動化するくらいしかなく、使える場面が局所的です。
GUI系(画面ぽちぽちして操作する系のアプリ、ゲームとか)を作りたい、学びたい人はbatファイルを作って学習を行うのはあまり得策ではないかもしれません。
終わりに
バッチファイルは用途自体は局所的だが、学習したい言語が特になく、とにかくプログラミングを始めたいという人は作成してみると割といいかもよという話でした!